保育園に入園したものの、病気ばかりで、何とも言えない疲労感を味わっているお母さんやお父さんは多いことと思います。
10か月で娘が入園した私たち夫婦もそうでした。
娘がつらい思いをしているのを見ると、様々な気持ちが交錯し、疲弊していました。
この状況がいつまで続くのか想像がつかなくて、不安になることも多かったです。
でも、子供は大きくなるにつれ丈夫になります。
どれ位で子供の体調が安定してきたかなどを、実例を交えてお話しします。
保育園の病気ばかりはいつまで続く?
保育園に入園したての頃は、子供が病気の連続でうろたえます。
娘は1歳未満で小さかったこともあり、入園して半年ほどは病気でお休みすることも多かったですが、それを過ぎると登園できる日が増えてきました。
具体的には、娘は10か月で4月入園だったのですが、4月は、2週目と4週目に休み、5月はGW以外に、4週目と5週目に休み、6月は、3週目に休むといった感じで、頻繁に休みました。
一度に大体2~3日は休んでいるので、ほとんど仕事はできませんでした。
土日は休みだったので、土日も看病していることが多々ありました。
そんな感じなので、特にはじめは月の半分は病気になっているという感じでした。
しかし、半年ほどたつと少し落ち着いてきて、10月から翌年2月までは、全く休むことなく通園できています。
今冷静に連絡帳を見てみると、最初の半年位は、休みがちで大変だったなということを思いだしました。
0歳児クラスでかかったのは、かぜ、突発性発疹、アデノウィルス、手足口病、インフルエンザ(予防接種はしていた)でした。
保育園は病気ばかりでかわいそう?
病気が続くと、こんなに早く園に入れないといけない状況のこの子はかわいそうなのだろうかと自問自答し、やるせない気持ちになるのも事実だと思います。
場合によっては、周りからどうこう言われてしまうこともあります。
私は、できればせめて1才までは家で見たいという思いがありました。
ただ4月でないと入所できないし、1年10か月まで待てるかと言われたらそれは無理で、しかも、1歳児入園の方が激戦だと思われる状況だったので、10か月入所を決めました。
1歳前に入れざるを得なかった状況で、あぁやっぱり娘には負担になっているんだろうなという気持ちは常にありました。
ただ、数か月先の1才を越えてから入園したとしても、病気になること自体はたいして変わらないだろうとは思います。
病気に関して言えば、立て続けに病気になることと、働かないといけない状況であることのせめぎあいで、娘には申し訳ないし、仕事自体は進まないし、本当にこれでいいのかと迷いやつらい気持ちの行ったり来たりでした。
ただ、入園して園での生活を送ったこと自体は、よかったと思っています。
一人っ子の娘にとって、小さいころからお友達が近くにいることが自然で、信頼できる親以外の大人がいることが日常だったことは、プラスになっていると思います。
また、私自身も知っている人がいない地域にきて子育てをしていたので、園を通して知り合いが出来たり、先生と話す機会も得られて、それに救われました。
孤独に育児と向き合うより、先生が日々取り組まれている保育を参考に育児をすることは、とても心強かったです。
トータルで考えると、最初のころ病気続きになることを想定し、それを受け入れながら過ごす心の準備ができていたら、園での生活はプラスも多いと思います。
働かなければいけない状況や働きながら子供を育てるという選択自体は、親の都合かもしれません。
だから、子供が病気になった時は、一番つらいのは子供だからそれを受け止めて、できるだけイライラしなくていい環境を整えることを最優先にしました。
私の仕事は割と融通の利く仕事ですが、その分出産前の半分も仕事ができないという覚悟は必要でした。
その分収入も減るわけですが、それは今は仕方がないと諦めました。
一時的に収入が減っても、育児をしながら仕事を維持することの方が必須でした。
自分のもやもやは自分で消化し、働きながら育児をすると決めたのなら、今の生活が当たり前だと子供がとらえられるように普通に過ごすのが一番です。
その代わり、普段頑張っている子供と一緒にいられるときは、ぎゅっと抱きしめ甘えられる時間を作り、出来る限り時間を共有するという意識で、日々過ごしています。
病気ということに焦点をあてると、最初は少しかわいそうという思いを抱くことはあると思います。
でも、それ以外の全てを含めたら、決してかわいそうなんかではありません。
娘は現在4歳ですが、私は現状を後悔していませんし、この園で過ごせてよかったと思っています。
日々忙しいですが、これから、何を娘に与えていくか、どのように関わっていくかに焦点を当てて過ごしたいと思っています。
なんて偉そうなことを言っていますが、私は自分が素晴らしい親にはなりえないと思っているので、出来る範囲で最低限のことをクリアしていけたらいいとハードルを下げています。
現実はそれさえも難しいのですが(-_-;)
本当はもう少し上のところを目指したいのですが、上を見すぎると自分を追い詰めてイライラしそうなので、出来る範囲で…にしています。
保育園で鼻水がずっと止まらないのが気になる!
やっとお休みすることがなくなった10月頃からでも、鼻水はずっと出ていました。
これは、友人の先輩ママにも聞かされていたのですが、「一年くらいはずっと鼻水を垂らしているけど、そんなものだから」と。
本当にそうでした。
そして同じクラスの他の子たちも同じでした。
娘の場合は、私たち夫婦がアレルギー性鼻炎持ちということもあり、やはり鼻が弱かったのか、夜中に鼻づまりで泣いて目が覚めてしまうことが日常でした。
そのため、小児科や耳鼻科通いが続きました。
すぐに抗生剤を出す医師も多くて、病院を変えたり、かかりつけ医を見つけるまで落ち着かず大変でした。
毎晩のことで睡眠が足りず娘の成長に影響がないか心配し、親も夜中に起きなければいけないのもつらくて、いつまでこれが続くんだろうと不安でした。
しばらくは、毎日鼻が詰まらないようにするアレルギーの薬を夜だけ飲み続けました。
徐々に薬の頻度を落として3歳を過ぎたころ、ようやくアレルギーの薬から卒業することができました。
うちの場合は、遺伝性のこともあるので長引いているのだと思いますが、一般的な鼻水がずっと垂れている状態というのは、もう少し早く改善すると思います。
最近では、このように鼻水などが続くことを「保育園症候群」というそうです。
2歳未満の乳幼児が初めての集団生活である保育園に入ると、季節に関係なく感染症を繰り返し、鼻汁・咳(せき)が長引きやすくなります。
休園も多くなり、どうして?と悩む事が多くなります。
しかし、不思議なことに2歳を過ぎる頃から頻度も少なくなり、休園するのはインフルエンザや、胃腸炎などの流行時期に限られるようになります。
この経過を「保育園症候群」「保育園通い始め症候群」などと呼ぶ事があります。
0~1歳の間に入園する場合は、知っておいた方が心の準備ができていいと思います。
まとめ
入園直後は、子供も病気の連続で辛そうだし、親は看病に追われ、周りに迷惑をかけてしまうことで疲弊しがちです。
ただ、ずっと続くわけではありません。
半年もすれば少しずつ落ち着いてきます。
落ち着いた頃に寒い時期が到来して、インフルエンザが流行ったり…もありますが、ある程度は仕方ないことで、大きくなるにつれ本当に丈夫になります。
それまで、父母で協力しあいながら、何とか乗り切りましょう。