イカリジンとディートの違い
赤ちゃんや子供に使いやすいイカリジンの虫よけスプレーやジェルですが、従来使われてきた「ディート」とはどう違うのか、簡単にまとめてみました。
イカリジン(ピカリンジン)とは、1980年代にドイツで開発された虫よけ成分です。
ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアなど世界54か所以上の地域で、イカリジンを主成分とする商品が販売されています。
日本では、2016年3月以降にこれを配合した新たな虫よけ剤が販売されました。
日本ではなじみの薄い成分ですが、欧米ではすでにずっと使われていた虫よけ成分なんですね。
イカリジンは、ディートより安全でお肌に優しく、赤ちゃんや子供にも使いやすいといわれていますが、具体的にどう違うのかを見てみたいと思います。
使用年齢や使用回数、顔への使用について
イカリジン | 使用年齢や回数に制限はありません。 顔にも使用可能。 目や口の周囲、粘膜等を避けて塗布。 |
ディート | 12歳未満の小児に使用させる場合は、保護者などの指導監督のもとで、以下の回数を目安に使用。 また、顔には使用しないでください。 ①6か月未満の乳児には使用しないこと。 ②6か月以上2歳未満は、1日1回。 ③2歳以上12歳未満は、1日1~3回。 |
適用害虫について
イカリジン | 蚊、マダニ、ブユ、アブ |
ディート | 蚊、ノミ、トコジラミ、イエダニ、サシバエ、マダニ、ブユ、アブ |
※製品によって若干違う場合がありますので、都度確認してください。
イカリジンとディートの違いについてのまとめ
普段のちょっとした外出ならイカリジンで大丈夫だけど、海外旅行には、適用害虫が多いディートを使用するなど対策の必要な虫によって、使い分けが必要だと思います。
上の特徴を把握して、適切に判断するのがいいですね。
蚊媒介感染症や予防について
蚊媒介感染症や予防について、公的機関に詳しい情報が載っていますので、一度確認してみてくださいね。
蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第4版)-国立感染症研究所
3.予防 防蚊対策
さいごに
赤ちゃんや子供におすすめのイカリジン配合の虫よけスプレーやジェルについての情報でした。
もちろん、大人にも使えるので、家族でしっかり対策出来ます。
これから増える蚊や虫のためにしっかり、対策してみてくださいね^^