赤ちゃんとの旅行で、気になることの一つは食事です。
離乳食の時期の赤ちゃんは、食べさせられるものも限られます。
そのため、どうしようか頭を悩ませますね。
特にベビーフードを食べてくれない赤ちゃんの場合は、宿泊先や現地で準備することになります。
そのような場合に、出来るだけ手作りに近い離乳食を与える方法をご紹介します。
離乳食を旅行中に手作りするには?
1箇所に滞在する旅行の場合は、可能であれば、キッチンの付いたホテル等に連泊するのが、環境としてはベストです。
旅行の日程次第ですが、宿泊中は常にホテルのキッチンが使用できるので、手作り離乳食で対応出来ることは増えます。
事前に、備え付けてある家電や調理器具などをしっかりチェックしておきましょう。
ただ、泊りたい地域にそういう宿泊施設がない場合もあります。
宿泊先によっては、離乳食対応や多少の融通をきかせてもらえる場合があるので、事前にそれらを確認しておきましょう。
ビジネスホテルのようにそういうサービスがない宿泊先や外出先では、自分たちでどうにかしなければならないので、最低限の準備が必要です。
レストランでの雑炊やうどんなどを食べてくれる場合は、取り分けて食べさせられます。
塩分が気になるときは、水やお湯を加え味を薄めて与えます。
とりわけのものを食べてくれない場合は、スーパーやコンビニなどのお店で買えるものを使って、簡単調理で作ることもできます。
ホテルではお湯を沸かすことくらいしかできない場合を想定して、どんなふうに準備するかを説明します。
離乳食を旅行中に作るための持ち物は?
簡単な離乳食を作るために、以下のアイテムを準備して持参しましょう。
- キッチンバサミ
モグモグ期(7~8か月頃)以降のみじん切りに重宝。
パクパク期(1才~1才6か月頃)でも、大きめの素材を小さめに切る必要があるので
私にとっては必需品でした。
↓↓キッチンバサミのレビューはこちら。キッチンバサミ【分解&食洗機OK】が超便利!離乳食や幼児食、肉や野菜のカットにも分解できるキッチンバサミが超便利なワケをご紹介。とりわけ離乳食や幼児食だけじゃなく、肉や魚、野菜のカットにも使用できますよ。食器洗い乾燥機で丸洗いできて便利で衛生的なのでお勧めです。 - 持ち手付きの割れないベビー用食器かプラスチックのコップ
↓のようなベビー食器を買っておくと、自分で食べ始めるころの食器としても使用でき便利です。100均で売っているようなプラスチックのコップを食器として代用するのも可能です。
電子レンジOKのものであれば、より使いやすいです。
ホテルによっては、共有スペースに電子レンジを置いている場合もありますし、スーパーによってはイートインスペースに置いてある場合もあります。
電子レンジOKのものは100均ではないかもしれませんが、400円前後で売っています。 - スプーン・フォーク
普段使っているスプーンを持参。 - ミニすり鉢やすり棒
初期の離乳食の場合は必要なので、持参。 - ベビー麦茶やピュアウォーター(純水)
飲み物については、後に詳しく説明します。 - 保温可能な水筒
粉ミルクの調乳用や出先でおかゆを作るときなどのお湯を入れておきます。
500ml位はあったほうがいいです。 - 食器用洗剤(ミニボトルに詰め替え)・食器用スポンジ
普段自分が使用しているものを持参すると安心。 - エプロン、哺乳瓶やマグ、粉ミルク
- ビニール袋、ジッパー付きビニール袋
- ウェットティッシュ、ティッシュペーパー、ハンドタオルなど
これらに加えて、自分が普段使っている必需品を持参するといいですね。
離乳食期の旅行先でおかゆを食べさせる方法や可能なメニューは?
旅先の限られた状況で、調理が可能な離乳食のおかゆの作り方を紹介します。
スーパーやコンビニなどで白ご飯を買ってきて、お湯をかけやわらかくし、混ぜておかゆにします。
離乳食の時期に応じて、すり鉢ですったりつぶしましょう。
おかゆのアレンジ方法やその他のメニューを合わせて紹介します。
外出先でできる離乳食のお粥アレンジ方法
- だしの風味が欲しい時は、削り節を振りかける。
「手作り応援 だし&ソース3種パック」などの顆粒だしを使えば、手軽に味のアレンジもできます。 - ひきわり納豆を混ぜる。
- きな粉を混ぜる。
- 焼き芋をつぶして、混ぜる。
- 焼き芋をつぶして、ミルクを少量加え混ぜる。
- 野菜フレークやお魚のフレークを混ぜる。(↓のゆでうどんを参照)
外出先でできるその他の離乳食メニュー
- 無糖ヨーグルトに、バナナをつぶして加える。
- バナナをつぶして与える。
- 食パンやロールパンなどをミルクにひたしたパンがゆ。
- 豆腐は、加熱すれば食べさせることができる。
ホテルなどでお湯を沸かすことが出来る場合は、熱湯で加熱殺菌する。
お湯を捨てては加えるを数回繰り返し、しっかり加熱する。
削り節をかける。 - ゆでうどんをかってきて、お湯で柔らかくし、削り節か和風だしを混ぜる。
「緑黄色野菜3種パック」などのフレークを足せば、野菜も一緒に食べさせられます。
「白身魚と緑黄色野菜」のフレークを足せば、魚と野菜を一緒に与えられます。
市販の野菜フレークやだしなどを、普段からたまに使用して慣らしておけば、外での離乳食のバリエーションを増やすことができます。
このような状況だと、野菜の調理ができないし、惣菜の煮物などを食べさせられない時期は、野菜の摂取自体が難しいです。
数日間なら野菜を取らなくても問題ないとは思いますが、フレークを混ぜれば、とりあえず食べさせられるので、気持ち安心できます。
冷蔵庫や涼しい場所で品質管理ができるなら、大望の「野菜フレーク4種セット」もおすすめです。
新鮮野菜をそのまま無添加・無着色・保存料を使用せず加工しているので、安心して使えます。
飲み物について
粉ミルクの場合は、小分けタイプのキューブやスティックが便利です。
麦茶は、ベビー麦茶か大人用の麦茶をピュアウォーター(純水)で薄めます。
以前何の気なしに購入した麦茶に、乳化剤が含まれていたことがあります。
普通は入ってないと思いますが、不要な成分なので、念のため食品表示をチェックしておくと安心です。
赤ちゃんの飲み水は、ピュアウォーターか軟水の加熱殺菌済みミネラルウォーターを使いましょう。
赤ちゃんがミネラル分を多く含んだ硬水を飲むと、腎臓など内臓に負担をかけてしまうリスクがあるので、ミネラルウォーターを飲ませるときは、必ず軟水を選ぶようにしましょう。
国産のミネラルウォーターはほとんどが軟水ですが、なかには加熱殺菌がされていないミネラルウォーターもあります。
殺菌処理方法を確認して、念のために煮沸消毒をすると安心です。
以下の銘柄のミネラルウォーターは軟水で加熱殺菌済みです。
まとめ
限られた状況での、赤ちゃんへの手作り離乳食を紹介しました。
数日の旅行なら、これくらいのバリエーションがあればなんとかなりそうではないですか?
せっかくの旅行、赤ちゃん連れでもしっかり楽しんできてくださいね^^
食べ残した離乳食は廃棄して、その都度作ってあげてくださいね。