公文英語のデメリットは?小3娘が受講中!親の率直な感想【口コミ】

この記事にはプロモーションが含まれています。

公文英語⑧

現在小学校3年生の娘は、公文英語を受講しています。

小2の4月から始めて、今は学習範囲が中学生中級程度のH教材を学習しています。

歩いて数分のところに公文の教室があるので、そこを選びました。

ケンジ
ケンジ

実は僕自身も子供の頃、小5から公文の英語を習っていて、その甲斐あって、中学校での英語の成績はトップクラスでしたし、高校受験でも大いに役立ちました。

さらに、英語は得意という自信もついていたため、公文を辞めた後も得意科目となり、大学受験(私立文系)でも稼ぎ頭となって、志望校合格に導いてくれました。

 

そんな公文の英語ですが、現在の「聞く(リスニング)」「話す(スピーキング)」「読む(リーディング)」「書く(ライティング)」という4技能を求められる英語教育においては、どの程度効果があるのか、疑問を感じています。

特に、小3の娘が公文の英語に取り組んでいる様子を見ていて感じたデメリットは、以下の5つです。

  • スピーキング(話す力)が身に付かない
  • いい加減にやると、リスニング(聞く力)が身に付かない
  • 「習うより慣れよ」で授業形式ではない
  • 先生の英語のレベルが高いとは限らない
  • 英検対策は別に必要である

今回の記事では、これら5つのデメリットとその対策についてまとめましたので、ご覧ください。

公文の英語の効果は?受講中の小3娘を見て感じるメリットとは?
公文の英語の効果は?受講中の小3娘を見て感じるメリットとは?小3の娘が公文の英語に取り組んでいる様子を見ていて感じた、E-Pencilを活用してリスニングの強化や、ライティングが身に付きやすいといった点等、6つの効果やメリットについてまとめました。
公文の英語だけで英検5級に合格できる?受講中の小3娘が受かった理由
公文の英語だけで英検5級に合格できる?受講中の小3娘が受かった理由|公文の英語に通っただけで英検5級に合格できるのかどうかについて、1年以上受講して英検5級に合格した小3の娘のケースも交えて見解をまとめました。

公文の英語のデメリット① スピーキング(話す力)が身に付かない

公文英語デメリット①

ケンジ
ケンジ

まず一番に感じた公文の英語のデメリットは、スピーキング(話す力)が身に付かないという点です。

現在娘は、公文式専用のリスニング機器E-Pencilで、プリントに書かれた語彙や文章を聞いた後、それを真似して発音・音読するように指導されています。

教室で勉強する時も宿題の時も、必ず音読するように指導されていて、先生がそれらの音読が正しくできているかどうかをチェックしてくれます。

ただ、うちの娘の場合、この一連の作業をただ何となくこなしているだけで、しっかりと頭に入れて覚えているようには見えないのです。

公文の教材の中でも、Dくらいまでの簡単な単語や語彙などでしたら問題無いのですが、ちょっとした文章になってくると微妙な感じです。

先生のチェックはそれ程厳しくないため、音読の課題でも合格をもらって次の課題に進むことができますが、正しく身に付いているかというと疑問です。

結局、本人の意識の中で、習った語彙や文章を話すことができるように覚えようとすることが必要で、小学校低学年の子供だと、まだ、その辺を親がフォローしないと身に付きにくいなと感じました。

公文の英語のデメリット② いい加減にやると、リスニング(聞く力)が身に付かない

公文英語デメリット②

ケンジ
ケンジ

次に感じた公文の英語のデメリットは、いい加減にやると、リスニング(聞く力)が身に付かないという点です。

これも前章で話したように、E-Pencilを使って何となく聞いているだけで、あまり身に付いていないという印象です。

その証拠に、英検5級の出題範囲とされるG教材までを終えた時点で、英検5級の過去問(リスニング)を解かせてみたところ、ほとんどちんぷんかんぷんといった感じで、とても低い正答率でした。

もちろん、英検の問題形式に慣れていなかったりということもありますが、予想以上にリスニング問題の文章や単語等を聞き取れていなくて、ちょっとがっかりしました。

原因として考えられるのが、リスニングする時間が短い、繰り返し聞いていないという点もありますが、それだけでなく、そもそも宿題の時にE-Pencilを使って聞いていない時もあったように思います。

結局、この点についても親のフォローやチェックが必要で、しっかりとE-pencilを使ってリスニングできているかどうかを、定期的に確認する必要があると感じました。

公文の英語のデメリット③ 「習うより慣れよ」で授業形式ではない

 

公文英語デメリット③

ケンジ
ケンジ

公文の英語で感じた3つ目のデメリットは、公文が授業形式ではなく、問題形式によるプリント学習であるという点です。

これは、英語に限らす算数も国語もそうですが、公文式では、基礎的な問題をひたすら解いて答え合わせを繰り返す、スローステップの反復学習という特徴があります。

確かに、こういった反復練習は、算数の基礎的な計算や国語の漢字・語彙、英語の単語や簡単な文章・会話フレーズなどを学ぶ時には効果的です。

ただ、公文の英語の場合、G教材やH教材などの中で出てくる英文法などは、小学校低学年の子供が理解するには難しいところも多いです。

うちの娘もそのレベルの教材を受講し始めると、宿題を大して理解せずに解いていたり、僕や妻に聞いてきたりすることが多くなってきました。

教室でも、プリント問題を間違えたので答えの修正を求められても、解き方を教えてくれるわけではないので(例文を指し示すといったヒントはくれる)結局、立ち往生して時間ばかりが過ぎてしまうということがあるようです。

こればかりは、公文式の特徴であるので仕方無いですが、はたから見ていると、そうやって時間だけが無駄に過ぎることは勿体無いようにも思えます。

ですので、家で取り組む宿題では、ちょっと考えて分からない点があれば、すぐに教えるようにしています。

学校の授業や本格的な英語の学習塾でもない限り、授業形式でしっかりと英語を教えてくれるところは少ないと思いますが、多少はそういった面もあるといいのかなと感じてしまいます。

公文の英語のデメリット④ 先生の英語のレベルが高いとは限らない

公文英語デメリット④

ケンジ
ケンジ

公文の英語で感じた4つ目のデメリットは、先生の英語のレベルが高いとは限らない点です。

これは各教室によってまちまちだと思いますが、公文の公式ページを見ると、先生の仕事は次のように定義されています。

「問題の解き方を教える」ことではなく、子どもたちの様子を把握し「生徒に合わせた教材を選ぶ」ことや「自分でつかみ取るヒントを与える」ことです。

※出典:公文の公式ページ「先生募集要項」より

つまり、公文の先生は、学校や塾の先生のように勉強を教えるというわけではなく、学習プリントの添削やスピーキングの確認、できなかった問題に対するヒントを与えてくれたりします。

また、生徒のやる気や理解度、進捗状況などに合わせて、取り組む教材を選んでくれます。

算数や国語においても同じだと思いますが、このような公文式のやり方は、教える部分が少ないため、その生徒にとって難しい課題に入った時につまづきやすく、結局、理解が進まずに立ち往生してしまうということがあります。

特にうちの娘も、G教材に入ったあたりから、be動詞や一般動詞の過去形、進行形、否定形などでつまづくことが多くなりました。

さらにH教材に入ってからは「can」や「will」「must」といった助動詞も入ってきて、そもそも、それらの概念そのものの意味が分からないといった状態になりました。

宿題をやっていても行き詰っている感じの娘を見て、結局、親が大まかな意味や概念を教えるといったことをしています。

これが中学生などで、国語力もある程度備わっている子供でしたら、そういった概念や意味の理解もスムーズに行くと思うのですが、うちの娘くらいの年齢だと、人から全く教わることなく理解するのはなかなか難しいと感じています。

公文の英語のデメリット⑤ 英検対策は別に必要である

公文英語英検対策

ケンジ
ケンジ

公文の英語で感じた5つ目のデメリットは、公文で英語を学んでいるだけでは、英検に合格できるとは言えず、別途対策が必要という点です。

これについては、公文に限らず他の英語教室等でも、英検受験のための対策コースが設けられていたりするので、同じかもしれません。

ただ、公文の英語を受講している人の親が、ブログで子供が英検に受かったといった内容のことを書いているのを見かけるので、最初は僕も、公文だけやっていれば英検に受かることができるのではないかと思っていました。

ただ実際には、そんなに簡単な話ではなく、前述のように、英検5級までの範囲であるG教材が終わったところで過去問を解かせたところ、合格ラインとも言わる、筆記・リスニングで共に6割以上という点数には全く及ばない結果となりました。

特にリスニングの方が悪くて、適当にマークシートを埋めても大して変わらないであろう3割程度の正答率でした。

もちろん、英検の問題の出し方やパターン、マークシート方式に慣れていないという不利はありました。

ただ、それらを差し引いても、答え合わせをしてみると、その問題に対する理解度が低いことが分かりました。

そこで英検対策として、英検5級の試験直前の2ヶ月間、公文を休会して、その間に僕がほぼ毎日「英検5級をひとつひとつわかりやすく。」というテキストを使って教えていきました。

同時に、英単語をリスニングと併せて覚えることができる「英検5級絵で覚える単熟語」という単語帳を使って学んだり、過去問題集を解いたりして対策しました。

なお、先日受験した英検5級は見事に合格することができました。

内容としても、筆記問題が92点、リスニング問題が84点ということで、合格ラインと言われる6割を大幅に上回ることができました。

公文の英語のデメリットへの対策

公文英語デメリット対策

今回は、小3の娘が公文式の英語を受講している様子を見ていて感じた、5つのデメリットについてまとめました。

もし、小学校低学年などから公文の英語を始めるのであれば、これらのデメリットへの対策として、少なくとも次の3点が必要になると思います。

  • E-Pencilを徹底的に活用する
  • 分からない課題や問題は親が教える
  • 会話力向上にはオンライン英会話などで学ぶ必要がある

では、これらの対策について、それぞれ見てみましょう。

E-Pencilを徹底的に活用する

公文英語デメリット対策①

公文の英語のデメリットに対する1つ目の対策は、E-Pencilを徹底的に活用して、リスニング(聞く)とスピーキング(音読)を強化することです。

うちの娘の場合、宿題でこれをいい加減にしたり、怠っている時があったため、初めて英検5級の過去問を解いた時に、リスニング力があまり身に付いていないことに気づきました。

せっかく公文の英語をしているのに、このE-Pencilを活用しないと、ただ単に市販のプリント学習に取り組んでいるのと変わりません。

ですので、必ずこのE-Pencilを使って、何回も英文を聞いて課題に取り組む必要があると思います。

分からない課題や問題は親が教える

公文英語デメリット対策②

公文の英語のデメリットに対する2つ目の対策は、分からなかったり、つまづいている課題や問題は、素早く親が教える(教えてしまった方が早い)ということです。

結局、公文の英語を学ぶ場合、教室で丁寧に教えてもらえるわけではないので、その場で課題そのものを全て理解することは難しいです。

しかも、うちの娘のような小学校低学年で、中学校の範囲の英語の意味や概念を、人から教えてもらわずに理解することはハードルが高いです。

ですので、そのような分からない課題や問題が出てきたら、できるだけ親が分かりやすく教えた方が理解が早いです。

それなら全て親が英語を教えればいいのではないか、となりますが…さすがにそれは、時間的にも技術的にも難しいので、つまづいている課題や問題を教えるだけでも十分だと思います。

会話力向上にはオンライン英会話などで学ぶ必要がある

公文英語デメリット対策③

文の英語のデメリットに対する3つ目の対策は、会話力向上には、オンライン英会話などで学ぶ必要があるという点です。

確かに公文のE-Pencilは、とても良いリスニング機器だと思いますが、英語で双方向の会話を楽しむためには、さすがに限界があります。

英検で言えば、4級までは筆記とリスニングの試験ですが、3級からは面接によるスピーキングテストがあります。

ですので、もし、出題範囲が中学卒業程度のレベルである英検3級を目指すのであれば、このスピーキングテストへ対応できる学習が必要になるので、公文の英語以外にも、英語教室や英語塾に通うか、オンライン英会話などで学んだりすることになるでしょう。

ただ、うちの場合、近くにいい英語教室や英語塾などが無いので、手軽でコスパもいい子供向けのオンライン英会話を探す予定です。

それについては、いくつか候補があるため、今後体験レッスンを受けるなどして検討していくつもりです。

公文の英語の効果は?受講中の小3娘を見て感じるメリットとは?
公文の英語の効果は?受講中の小3娘を見て感じるメリットとは?小3の娘が公文の英語に取り組んでいる様子を見ていて感じた、E-Pencilを活用してリスニングの強化や、ライティングが身に付きやすいといった点等、6つの効果やメリットについてまとめました。
公文の英語だけで英検5級に合格できる?受講中の小3娘が受かった理由
公文の英語だけで英検5級に合格できる?受講中の小3娘が受かった理由|公文の英語に通っただけで英検5級に合格できるのかどうかについて、1年以上受講して英検5級に合格した小3の娘のケースも交えて見解をまとめました。