図形が苦手な小学生にしたくない!幼児期の遊びで実体験&先取り学習で準備
年長の間に算数の勉強はどこまでしておいた方がいいの?…という疑問。
先日は、小1算数の「数・計算」分野について、年長までに取り組んだ遊びや先取り学習について記事にしました。
小1算数では、「くりあがり・くりさがり」が山場といわれるので、意識がそちらに行きがちですが、時計や図形も大事な分野になってきます。
時計に関しては、↓こちらの記事でまとめています。
図形は、後々、展開図や面積を求めるようになったりして、苦手な子ども出てくると言われています。
そのため、幼少期に楽しく触れられるよう遊びに取り入れました。
どんなものを取り入れていくかという点はありますが、基本遊びなので、子どもにとっても楽しいアプローチがしやすいです^^
今回は、「図形」に関しての遊びや先取り学習についてまとめました。
図形に親しむ
小学生算数の一つの分野である「図形」。
小学4年生では面積を求める問題もでてくるので、次第に苦手意識を持ってしまう子どももでてくるようです。
そうなる前に、遊びで図形に親しんでおきたいと思って取り組んだのが、以下の知育遊びになります。
タングラム
タングラムは、ちびむすドリルのものを使用しました。
問題も難易度別で用意されていて、遊びながら図形に親しめます。
子供の様子を見ながら、徐々にステップアップできるのがいいですね!
一緒にやっていると、親も童心に返って楽しめました^^
このタングラムのような遊びは、東京書籍の小1算数の教科書では、「かたちづくり」として、3学期に習います。
三角形の色板で、金魚やロケットを作ったりします。
100円ショップのマグネットシートとマグネット式ホワイトボードで手作りしてもいいですね。
作るのが面倒なら、くもんの図形モザイクパズルもいいですよ。
枠にはめるのでピタッとはまって遊びやすいし、ピースに厚みがあるので持ちやすいと思います。
ニキーチンの積み木「模様づくり」
このニキーチンの積み木は、ダイソーの立方体の木材を使って作りました。
本『ニキーチンの知育遊び』の中の「模様づくり」という積み木です。
模様も、最初は2個×2個、3個×3個…と子どもの育ちに合わせ、段階を追って遊ぶことができるようになっているので、長く使用できます。
私は、娘が年中の時にこの積み木の存在を知ったのですが、もっと早く知りたかったなと思いました。
一緒に遊びながら脳の発達にいい遊びが『ニキーチンの知育遊び』には詰まっているので、もっと早くから活用してみたかった…。
大人も一緒に楽しんで遊べるので、とってもいいですよ。
余力があれば、もう一セット作ると、子どもにお手本を作って見せられるので、もっと楽しめると思います^^
作り方やもっと詳しい情報は、↓以下にまとめています。
積み木の問題
100円ショップの立方体積み木を使って、積み木の問題を一緒に解きました。
この雰囲気だと、お勉強モードに見えますが、娘も楽しんでやっていました。
問題を解いたら、プリントと同じように積み木を積んでみます。
簡単な問題から始めると、「よくできたね!」とほめる機会も増えていい感じです。
無料プリントなら、ちょっとずつ難しい問題にステップアップできるので、楽しみながらより難しい問題に挑戦できます。
どんなプリントを使ったかなど、詳しいことは↓こちら。
折り紙
時代が変わっても、折り紙は、相変わらず子供にとって身近で人気のある遊びですね!
園でも、いろいろな折り方を教えてもらって、家で繰り返し楽しんでました。
写真の折り紙は、母の私が折ったものです。
平たい紙でも組み合わせると、立体になるんだよ…ということ教えたくて作りました。
すぐには真似して作れなくても、いつか作りたいと思ってもらえたらいいかなと思って。
折り紙への関心が強まったかなと思った時に購入したのが、以下の本。
インターネットや動画サイトでも作り方はたくさんあるのですが、それらをみなくても作りたいときに本を見て作れるように用意しました。
カミキィさんの本は、私がyoutubeで見たのがきっかけで購入。
娘も、「かわいい~♪」と、とても気に入りました。
が、園児には難しいのが多くて、途中から教えて攻撃(^^;)
作り方自体は、youtubeの方が、手元をアップしているので分かりやすかったり…。
ただ、折り紙でこんな世界が作れるんだ…というのを知ってもらえたらいいかと思ってます。
もっと大きくなれば、自分で作れるようになりますしね。
切り絵
本『「自分でできる子」が育つモンテッソーリの紙あそび』を参考に、切り絵(切り紙)遊びもに挑戦しました。
線通りに切って、パカっと開くと左右対称の模様が出てくる様子に、子どもも目を輝かせます!
はさみを使う練習になるのもいいですね。
ハートバッグ
本『「自分でできる子」が育つモンテッソーリの紙あそび』で紹介されている、格子編み(市松もよう)やハートバッグにも挑戦しました。
これは、初めての子どもには結構難しいのですが、そばについて教えていくと、少しずつコツがつかめてくるようになりました。
最初に、平面の格子編み、次に立体で編むハートバッグに挑戦するといいですよ^^
ペーパークラフト
プリンターがあれば、切って貼るだけで、立体の素敵な作品がつくれるペーパークラフトも楽しみました。
立体物は、平面の展開図からこんな立体の作品が作れるんだよっていうのを知ってほしくて、一緒に作成。
母が組み立てている時間に、娘はお弁当ごっこの工作をしていました。
すぐに子どもに適したワークを選べて、下準備が必要なく取り掛かれる無料プリントサイトは、本当にありがたいですね!
マグネットブロック
マグネットブロックは、「四角や三角を組み合わせたら、多種多様な形ができるよ」というのを経験させたくて取り入れました。
また、そのうちでてくる立方体の展開図を、マグネットブロックなら簡単に再現できるので、学習にも活用できるなと思って。
入っている見本の写真が凝っているので、年長からの購入でもじゅうぶん遊べます。
ただ、もっと自由な時間が多い3歳位から、持っていてもよかったなとは思いますね。
とはいえ、図形感覚を養うには、これから出番がたっぷりあるので活用していきたいと思っています。
↓私が購入した時は、アマゾンが一番安かったです。
点つなぎ(点描写)
点つなぎも、遊び感覚で取り組める知育遊びです。
無料のプリントサイトには、ステップごとのプリントが配布されているので、それに沿って取り組みました。
娘の場合は、年長までに平面図形までしかできませんでしたが、小学校に入ってから立体図形に取り組んだりしています。
点つなぎの効果は、以下のように記されています。
点と点を結ぶ作業は運筆の練習になるほか、図の位置や形を一時的に記憶することで、短期記憶の訓練にもなります。
また、集中して取り組むことで、単純な計算ミスや書き写しのミスを減らせる効果もあります。
点描写も、東京書籍の小1算数の教科書では、「かたちづくり」として3学期に習います。
教科書では、1ページだけです。
点と点をつないで、好きな平面の絵を描く問題です。
学校では、宿題やドリルなどでいろいろな問題を解くのかもしれませんが、さらっと終わってしまうかもしれませんね。
そう考えると、幼児期からちょっとずつステップアップして取り組んでおいた方が、学年が上がったときの図形問題の役に立つかもと思いました。
レゴブロック
レゴブロックは、空間認識能力や創造力、集中力など、たくさんの能力を向上させると言われています。
レゴクラシックになると、小さなパーツを扱うので手先も器用になるし、始めると没頭するので、熱中体験にもなっていいと思います。
最初は見本と同じものを作りますが、出来上がった世界観もかわいいですよね。
達成感が得られやすいのもいいです。
娘は、家族の家をイメージしたスペースを作るのに熱中していました。
小1算数「図形」の先取り学習
図形の先取り学習は、スマイルゼミ年長コースを主に行いました。
スマイルゼミ幼児コース(年長)の算数カリキュラム
娘は、年長8月から、スマイルゼミのタブレット学習(年長コース)を始めました。
スマイルゼミ年長コースの算数カリキュラム(2020年度版)は、「かず・かたち・とけい」の3つに分かれています。
画像だと見にくいので、「かたち」のカリキュラム内容を抜粋します。
- 4月 立体パズル
- 5月 点つなぎ(図形描画)・立体図形の仲間分け
- 6月 形パズル・積み木を数える
- 7月 積み木を積む
- 8月 使った形(図形の組み合わせ)・重なった図形
- 9月 いろいろな角度から見た立体
- 10月 半分に折った形(線対象)
- 11月 重なった図形の構成要素
- 12月 いろいろな角度から見た立体
- 1月 鏡に映った形・点つなぎ(図形描画)
- 2月 いろいろな角度から見た立体
- 3月 立体図形の復習
今後の学習に役に立つ、図形分野のコンテンツになっています。
親子で一緒に取り組んでみて、ここの理解が浅いかも…と気づいたら、そこを反復したり、同じような内容のプリントをやってみるのもいいですよ!
最新のスマイルゼミの年間カリキュラムを知りたい場合は、資料請求をしてみてくださいね^^
パンフレットでカリキュラムを確認できます。
進研ゼミ小学講座・チャレンジタッチ1年生(先行申し込み)の算数カリキュラム
チャレンジタッチ1年生は、年長の早い時期に先行申し込みをしておくと、「1年生準備スタートボックス」が届き、年長の12月中旬にタブレットが届きます。
娘の場合、年長の6月に先行申し込み、スタートボックスが7月中旬、タブレットが12月上旬に届きました。
3月までの受講料は無料なので、年末年始のお休みなどを含めて、入学準備をお得に開始できます。
チャレンジタッチ1年生の先行申し込みで受けられる算数の入学準備コンテンツ(2020年度版)の中で、図形ジャンルの内容は以下になります。
- ぼうをつかって かたちをつくろう!
- おりがみをひらいたかたちをかんがえよう!
内容的には少ないですね。
まぁ、入学直前に無料で入学準備できるコンテンツなので仕方ないかも。
小1からチャレンジタッチをしようかなと考えている場合には、ちょっと早めにひらがなや算数の準備に取り組めていいと思います。
さいごに
「図形」に関しての遊びや先取り学習についてでした。
図形に対してのイメージを養うのにプラスになれば…と思って、いろんな遊びを一緒に楽しみました。
ただ、遊びなので、これがプラスに働いているのかが見えにくいですよね。
我が家の場合、その部分を、スマイルゼミの問題をといて理解度を図ることで補いました。
本当は、もっと図形分野のプリントやドリルもやってみたかったのですが、共働きの我が家では、年長からの入学準備だとなかなか難しかったです。
とはいえ、小1算数の図形は、「かたちあそび」と「かたちづくり」(東京書籍)だけなので、まだまだ挽回可能だと思います。
教科書の内容を見ながら、プラスになりそうなことをコツコツやっていこうと思っています。